■国の高齢化対策
深刻な高齢化社会を敏感に感じ取り、わが国でも様々な高齢化対策が行われています。今後の高齢化社会を生き残っていくためには、高齢化対策は必要不可欠ですが、高齢化対策においての基本方針が示された法律があることをご存知でしょうか。
それが、高齢社会対策基本法で、今後は少子化社会対策基本法と共に重要な法律になっていくはずです。高齢化社会に対する対策は、国だけに留まらず、自治体や企業までもが取り組んでいますが、全てがこの高齢社会対策基本法が元になっているといっても過言ではないでしょう。
今後、国や自治体、企業などが行っていくべき対策についての基本的な部分が記されており、国民の高齢化社会についての向き合い方についても触れられていますので、高齢化社会と向き合うならばぜひ確認しておきたいところです。
■【みずほ】ハートフルビジネス
さらに各企業も高齢化社会の問題点を懸念して様々な取り組みを行っており、大手銀行としても名高いみずほ銀行も高齢化対策を行っています。
ハートフルビジネスと名付けられたその対策は、銀行だからこそできる対策が主となっており、高齢者が暮らしやすい世の中作りのための金銭面からの積極的な支援を行っております。
また、自らが業界のリーダーと自覚して、道業種に留まることを知らず異業種にまで有志を募り、高齢者向けのビジネスについて話し合う場を設けたりもしているのです。
■【味の素】サステナビリティ
このような取り組みを行っているのはみずほ銀行だけではなく、味の素もサステナビリティと銘打って高齢化対策に乗り出しています。味の素はご存知の通り皆さんに食を提供する取り組みを行っている企業で、味の素の商品に美味しさを提供された人も多いでしょう。
味の素ならではの取り組みとして、この食の分野で高齢化対策ができないかと考えられたのがサステナビリティとなっており、主に自社の製品を通じての社会貢献を目指しているものです。
食が細くなりがちな高齢者の食生活に注目して、美味しさや栄養素にこだわって、細い食でもなんとか必要な栄養を補えるような製品展開を目指しています。サプリメント開発なども行っており、まさに味の素ならではの高齢化対策といえるでしょう。
このようなことを知れば、国や自治体に留まることを知らず、企業の間でも多くの対策が行われていることがわかりますが、現状ではまだまだ足りない状態といえます。
上に挙げたような法律や企業の取り組みが、他の企業や人々を牽引するかたちになれば、より充実し強固な高齢化対策を行っていけるのではないでしょうか。
このような企業の取り組みは、時代のニーズに合わせたサービスを提供できているか、という部分にも繋がるので就職先選びのポイントにもなるはずです。