スウェーデンについて

世界一の長寿大国と呼ばれたりすることもあるスウェーデンですが、お年寄りが長く生きる国だからこその高齢化社会問題が見受けられないのか調べてみましょう。

スウェーデンでは、1950年代に高齢化率が10%をこえたとされていて、1990年代にまでその状態は続いていました。スウェーデンの社会福祉サービスは、全ての国民を対象として提供されていて、その費用はほとんどが国のお金によるものです。

このことによりデンマークとならんで社会保障給付率が非常に高水準にあるという国となっていて、手厚い社会保障が受けられる国としてスウェーデンが取り上げられることも珍しくはありません。

スウェーデンは早くより高齢者福祉施策をしてきた国とされて、そのスタートは1952年で、老人ホームの問題点が指摘されたことから始まります。それからも意欲的に高齢者福祉施策に取り組んでおり、だからこそ現在のような高水準の社会保障給付率を実現したといえるでしょう。

しかし、そんな充実した社会保障制度が実施されているスウェーデンですら高齢化社会問題と直面していて、スウェーデンの介護サービスの質の低下を招く可能性もある問題点です。

スウェーデンでは、高齢者介護の分野でのケアワーカー不足が最大の課題とされており、ケアワーカーが不足することで介護レベルの低下を招く可能性があります。

そのため、財源と人材確保のための対策が急務となり、高齢者家あの質を維持するための視察が行われたりしているのです。