味の素は、多くの人に美味しいを提供してきた企業でもありますが、そんな味の素だからこそできる独特な高齢化社会への対策を行っています。味の素の高齢化対策は、食に通じたものとなっていて、高齢化対策ができる製品の開発というポイントには非常に力を入れています。
サステナビリティと呼ばれる対策となっていて、例えば旨みの機能性を活かした食生活の改善などが挙げられます。
味の素は、加齢に伴って食べられる量少なくなっていくことに注目し、それによって引き起こされる栄養不足を何とか自らの会社の製品によって防ぐことはできないか、という主旨のものです。
これには、食欲の向上と必要な栄養素をコンパクトに配合することが大切であると味の素は考えていて、食欲の向上については、口と胃腸の健康で重要なグルタミン酸に注目したりしています。
必要な栄養素をコンパクトに摂取することについては、従来までの健康食品には美味しさという部分が欠けていることに注目し、コンパクトに栄養を摂取できるだけではなく、美味しく食べられる商品開発に着手しているのです。
また、食が細くなりがちな高齢者に、よりコンパクトに栄養を摂取してもらうことも目的としてサプリメントの開発なども行っています。このような取り組みが50~60代の女性を中心に支持される結果となっていて、今後もより食を通じて高齢化対策に臨んでいくことを強く決心しているようです。
それぞれの分野のスペシャリストだからこそできる高齢化社会対策、これは国民一人一人が自分が今できるべきことをやる、という部分にも通じるのではないでしょうか。